湯を沸かすほどの熱い愛

足利市の銭湯を見に行くぐらい、心動かされた映画です。

ちょっと前に観ましたが、記憶と気持ちが鮮明な内に書いておきます。

これは、愛をとっても考えさせられる映画で、自分の浅はかな思考を超えるスーパーな愛を観させられて、脳内スパークしました、脳みそ沸騰して蒸発しました。

後に日本アカデミー賞を受賞する、2人の女優さんがとてもすばらしく圧倒されました。

この映画にでてくるような、かっこいい大人になりたい。

「彼らが本気で編むときは、」もそうだけど、血を超える愛っていうのは、なかなか真似できない、俺なんて映画の主人公にになれない市民Aだから、きっとすぐ放り出して逃げたくなっちゃう。

けど、見習って、真似できるとこは真似したいな。
特に、血はつながってるとはいえ、自分とは別人格が形成されていく、子どもに対しての接し方とか。

そういえば、深谷シネマでの再上映で監督が舞台挨拶に来るんだけど、日曜日、ミーハーだからムッチャいきたいけど、仕事頑張らないと。

彼らが本気で編むときは、

とてもよかった、とくに台詞が最高。

LGBT、育児放棄、介護、イジメなど社会問題がちりばめられてるけど、暗くならず、前向きになる映画でした。

僕の好きな映画、「ショートバス」「マグノリア」「アメリカンビューティー」のように、キャラクターそれぞれが色々な問題ありながらも生きていて、それらが関係しあって支えあって、ほんのちょっとづつ進んでいく、年齢や環境などでどこかのキャラクターにきっと共感できて、そこからすっと入ってくると思う。

4人の親がでてくるけど、どれも完璧じゃなくて、共通する部分とかもあって、どの親の気持ちも分かった。

下品で汚い言葉が沢山でてきますが、それが面白かったし、とても親近感がわきました。
(一番好きな映画が「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」なので屈折してます。)

とっても素敵でキレイに作られたラブストーリーなんかより、人が蓋をするようなものがキラキラするような映画が、もっと増えればいいなと思う。

この映画にでてくるようなスタンスで生きたいですよほんと。

とっても、やさしくて強い映画だと思いました。

途中、ほんと何度も涙腺が・・・。
まぁ、加齢のせいですかね。