コツやカン、ノウハウなどの「暗黙知」→「形式知」化が必要。
その方法として文章・図・表・マニュアルなどがある。
こうした「形式知」化はナレッジマネジメントの目的の一つとしている。すなわち個人の有する非言語情報はそのままでは共有しにくいので、明文化・理論化し、知識の共有化を進めていこうという論法である。情報システムはそうした形式知化・共有化に貢献しうるのではないかとされている。
しかし形式知化しようとすると、漠然とした表現かつ膨大なデータ量となり、検索が困難で共有化が難しいとの指摘がなされている。
例えばある一定以上の速さで自転車を右に旋回させるには、実はハンドルを左にも切る必要がある。また右旋回から直進状態に戻すためにも、ハンドルを左のほか右にも切る必要がある。これらの運転技術は自転車のバランスを取るために要求されるが、ふつう意識されることはない。