「幸福の本質的なモメント(契機)」
1.自己充実=自己実現
自分が能力を最大に発揮する場を得て。やりたいことができる。(天職、caling)
2.他者との交流=つながり
イ.交流そのものの歓び
恋人、家族、友達、一緒にいるだけ。
ロ.他者からの承認
すごいね!素敵だね!カッコいい!
「ルサンチマン」
恨み、反感、嫉妬といった人間誰もが抱きうる「負の感情」。
ルサンチマンについ陥ってしまうのが人間の常なんだけれども、そこからどう脱却できるか示唆している哲学者がニーチェ。
自分ができないことがやすやすできる、自分より容姿に恵まれている、人から愛されている、そういった事にとらわれ続けると、結局のところ、自分自身の「生」の可能性を閉ざしてしまうことにつながる。
「人には限界がある」
いろいろな挫折を経験して自分の限界を知ったり、自分より優れている人が沢山いる、自分が思っているほど大した人間でない事を思い知らされる。
人生の苦味、この苦味に耐え切れずにルサンチマンの淵に落ちちゃだめ。
挫折を自分の中で上手に処理して、苦味をいつのまにか人生のうま味に変えている。
「読書は対話能力を鍛える」
本を読むことの本質は、筆者との「対話」。千年以上前の人間、知性や感性を持った天才と対話できる。(ちょっと泣けた。)
「楽しても楽しくない」
ちょっと苦しい思いをして、本当の楽しさ、生のあじわいを得る。
かといって、ものすごく大変な苦しみばかりでは、疲れてしまいます。
どの程度の努力、頑張りが、本当の楽しさをあじわうきっかけや、力になるかを、若い人たちにアドバイスしたり、自分で手本となって示せることも、「大人」のとても大切な社会的役割。
人間関係でも、少々苦労して人とゴツゴツぶつかりあいながやも理解を深めていくことによって、人とつながりることができるようになる。